こんにちは。シナプスたけだです。
適応障害を抱えながら、労働、節約、投資でFIREを目指しています。
私は理系大学院卒で一般企業に勤めるサラリーマンです。
24歳で大学院修士課程を卒業し、2011年から今まで転職せずに一つの企業で働いています。
大学院卒の理系男性はどのくらい稼げていて、転職せずに12年働きながら投資にも取り組むことで、どのくらいの資産を築くことができるのか、一例をご紹介します。
大学院卒はどのくらい稼げるのか
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」の学歴別にみた賃金の調査結果によると、
院卒男女全年齢の平均値は46.4万円です。
これは平均値なので、正社員に限定するともっと高い金額になると思います。
私も平均より1割程度高い給料をいただいています。
理系と文系の差はわかりませんが、私の会社の場合は理系、文系で基本給は変わりません。
また、手当てについては職種や家族構成による違いが大きいので、理系、文系という区切りでの単純比較は難しいです。
ちなみに同調査結果によると、大卒の男女全年齢の平均値は36.2万円ですので、院卒の方が10万円くらい平均給与が高くなっています。
上を見たらきりがありませんが、やはり院卒の方が給料に関しては相対的に恵まれた環境にいることが多いようです。
私の知人の文系院卒も法律、経済学、経営学、英語などを大学院でしっかり学んだ人は給料の高い大手企業に就職している傾向があります。
純資産について
一般的に「純資産」とは総資産から負債を引くことで算出されます。
「純資産」=「総資産」-「負債」
以下では総資産と負債を個別に計算して、純資産を求めたいと思います。
(註)なお、本記事における各用語の定義は金融、会計用語によらない部分がありますので、あらかじめご了承ください。
マネーフォワードで管理している資産
マネーフォワードで管理している金融資産は毎週に公開しています。
前回公開時は4880万円でしたが、現在リアルタイムで低下中ですので、キリよく4800万円としておきたいと思います。
資産 | 評価額(万円) |
預金 | 900 |
株式 | 3200 |
投資信託 | 700 |
最近の資産公開はこちら
マネーフォワードで管理していない資産
マネーフォワードで管理していない金融資産として次のものがあります。
厳密な評価が難しいものもありますが、ざっくりと合計で2000万円くらいです。
資産 | 評価額(万円) |
持家 | 1500 |
ゆうちょ | 18 |
現金 | 30 |
保険 | 72 |
企業持株会 | 160 |
企業DC | 180 |
企業年金 | 55 |
持家は評価額がわからないので買った時の値段から1割引きくらいで計算しています。
購入した時点で築古の中古でしたし、一応東京都内のマンションなので、価格の下がる余地はそれほど大きくないと見込んでいます。
企業DCは企業型確定拠出年金のことです。
個人加入の確定拠出年金がiDeCoで、その企業版ですね。
iDeCoと同じように一定範囲内で自分で掛け金を設定し、運用商品を選択する形になります。
企業年金は資産に含めるべきか少し悩みましたが、企業DCを入れるなら企業年金も入れるべきと思いました。
あとは家具、家電などの家財もありますが、これらの評価額は見積もりが難しいので、ここでは除外しています。
もし売っても金にならないか、売れても二束三文ですので、大勢に影響はないと思います。
負債について
負債については奨学金とクレカ支払いがあります。
それぞれの金額は次の通りで、合計で61万円くらいです。
負債 | 金額(万円) |
奨学金 | 31 |
クレカ | 25 |
奨学金はあと2年ほどで完済になる予定です。
無利子なので繰り上げ返済は考えていません。
クレカ払いの残高の多くは投資信託のクレカ積み立てのものです。
楽天証券、SBI証券、マネックス証券の3社で各5万円ずつ、計15万円を毎月クレカで積み立てしています。
他はふるさと納税と交際費の割合が多く、日常の買い物分は3万円くらいです。
どのくらい資産を築けたか
以上をもとに、私が働き始めて12年半で築いた純資産を計算すると、おおむね次の通りです。
総資産(4800万円+2000万円)-負債(56万円)=純資産(6744万円)
持家の評価額など雑に計算したところもありますが、おそらく大きくは外れていないと思います。
これを働いた期間で割ると、1年あたり540万円ほど資産を増やせたことになります。
私は平均より少し高い給料をいただいていますが、手取りから生活費を差し引くと400万円も残らないため、給与のみで上記の資産を形成することは不可能でした。
やはり早くから投資を始めた恩恵はあったことがわかります。
まとめ
私の場合、院卒で12年半ほど働きながら資産形成に取り組むことで、6700万円くらいの純資産を形成することができました。
あくまで一例にすぎませんが、事業や投資で一発当てなくても30代で準富裕層相当の資産を築ける実例をお示しできたと思います。
院卒は大卒と比べて少なくとも2年間は社会進出が遅れますが、厚生労働省の学歴別の調査結果で見れば、平均給与に10万円くらいの差があるため、10年以上企業で長く働くことを考えると、大学院への進学は検討する価値はありそうです。
自分の経験からいうと、けっして大学院生が楽とは言いませんが、しっかり勉強すれば比較的給料に恵まれた職を得やすいため、働きながら投資もすれば、再現性の高いFIRE達成ルートに乗ることは可能だと思います。
私は30代でFIREを目標にしており、目標の金融資産額は7000万円と定めています。
金融資産には不動産や年金など流動性の低い資産は含まないため、あと2000万円ほど足りませんが、これからもコツコツ資産形成に取り組んで、何とか30代で7000万円貯めたいと思います。
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