※サムネイル画像はポケモン公式Youtubeチャンネルより
【この記事の内容】
- サトシの名字はあるのか
- そもそもアニメ『ポケットモンスター』の世界に名字はあるのか
- ポケットモンスターの世界の名字にかわる個人情報

アニポケの世界では、何故かあまり名字が使われていません。
サトシのフルネームを調べつつ、アニポケ世界の名前の付け方について考えてみました。
アニメ『ポケットモンスター』の主人公サトシの自己紹介といえば
「俺、マサラタウンのサトシ!」
というのが定番です。
初対面の人にはいつもこの調子であいさつしています。
サンムーンシリーズの初期オープニングでもこのフレーズが挿入されていました。
サトシが出身地と名前以外を名乗っているところを見たことがありませんが、サトシには名字があるのでしょうか。
気になったので調べてみました。
サトシのフルネームは?
アニポケのサトシのフルネームについて調べてみましたが、残念ながら公式には明らかにされていないようです。
ただ、サトシの苗字についてはいくつかの説がささやかれています。
「勇崎」説
ポケットモンスターの小説版の主人公は、勇崎 智(ゆうざき さとし)という10歳の少年が主人公です。
この小説版の主人公の名前から、アニメのサトシの苗字も勇崎であるという説があります。
しかしながら、この小説版はアニメの設定を踏まえて作られた二次創作といわれており、小説版の主人公、勇崎 智とアニメのサトシは別人物だと言われています。

アニメと小説版は、世界観や人物が似ている別世界(平行世界)と考えた方がよさそうです。
「田尻」説
もう一つの説は、田尻 サトシ(たじり さとし)という説です。
この説の根拠は、ゲーム ポケットモンスターの生みの親である田尻智さんから来ているというものです。
実際、アニメの「サトシ」は田尻智さんから来ているそうなので、サトシに名字があるとしたら「田尻」でもおかしくはなさそうです。
しかしながら、アニメ公式でサトシの苗字が「田尻」であると公表されたことはなく、あくまでファンの間で囁かれている説の一つのようです。
アニメ『ポケットモンスター』の世界に名字はあるの?
そもそもアニメ『ポケットモンスター』の世界に名字はあるのでしょうか?
この答えは明確で、アニポケの世界にも名字はあります。
名字が明らかにされているキャラクターとして代表的なのが、オーキド博士です。
オーキド博士のフルネームは「オーキド・ユキナリ」といいます。
また、オーキド博士の孫であるシゲルのフルネームはオーキド・シゲルといい、オーキド博士と同じ名字を持っています。
約12年ぶりに #アニポケ に登場する #シゲル✨
— アニメ「ポケットモンスター」公式 (@anipoke_PR) May 26, 2021
シゲルは、オーキド博士の孫であり、サトシの幼馴染。そして生涯のライバルでもあります💪
今回“ある目的”でカントー地方にやってきたそうで…💫
サトシとは久しぶりの再会❗
ゴウとは初対面‼
どんな会話が繰り広げられるか楽しみですね🎵 pic.twitter.com/iTqYS1jxJr
サンムーンに登場するオーキド校長(オーキド博士のいとこ)も「ナリヤ・オーキド」というフルネームを持っています。
ポケモンサンムーンにオーキド博士のいとこ!本名はナリヤ? https://t.co/rS0ArzANlG pic.twitter.com/3u4HyEmo99
— pokemonfeed (@pokemonfeed) September 8, 2016
また、サクラギ博士の娘であるコハルの本名もサクラギ・コハルといいます。
おそらく、アニポケの世界ではポケモン博士のような研究職・名誉職にある人とその家族には名字が割り当てられていると考えられます。
アニポケ世界の自己紹介からわかること
アニポケの世界にも名字が存在することは明らかですが、自己紹介で名字が名乗られることはありません。
名字を持っているか不明のサトシはともかく、名字を持っているコハルですら、自己紹介では「コハル」とだけ名乗り、サクラギという名字は名乗りません。
この自己紹介のあり方から、アニポケ世界の名字の意味合いが我々の常識とは異なると考えられます。
名字を持っている人が少数派である可能性
まず考えられる可能性として、すべての人が名字を持っていないことです。
名字が確認できた人物はオーキド博士、サクラギ博士のように、ポケモン博士のみです。
このことから、研究などの功績で社会に認められた人物とその身内が、名誉的意味合いで名字を持てる可能性があると考えられます。
日本も江戸時代以前は身分の高い人しか名字を持っていないことがありましたので、それと似たような制度です。
もしそうであれば、うかつに名字を名乗ると、自分の地位を自慢するような印象を与えてしまう恐れがあります。
そのため、プライベートにおいて、初対面の人物に対しては名字を名乗らないことが常識化しているのかもしれません。
逆に、仕事の付き合いや、専門家としての活躍を求められる場面においては、「名字」を名乗るのが合理的です。
オーキド博士やサクラギ博士が堂々と名字を名乗るのは、自らの立場を相手に伝える意味があるのかもしれません。
出身地で個人を識別することが慣例化している
冒頭で述べた通り、サトシはマサラタウンのサトシというように、必ず出身地と名前をセットで名乗ります。
出身地と名前をセットで伝えることは、サトシに限ったことではありません。
例えば、サトシとゴウとの初対面の時(新無印第2話)、ゴウは自ら「俺はクチバシティのゴウ」と名乗りました。
この時はサトシよりも先にゴウから名乗っているので、サトシにつられて出身地を言ったわけではありません。
おそらく、出身地が名字の代わりとなる個人情報なのでしょう。

我々も自己紹介で出身地を話すことはあっても、「○○町のサトシさん」のように出身地で人を覚えることはあまりないですよね。
興味深いのは、必ず出身地であるということです。
サトシはサクラギ研究所(クチバシティ)に住み込みでリサーチフェローとして働いていますが、自己紹介のときは「マサラタウンのサトシ」と名乗ります。
サンムーンでアローラ地方に留学しているときも同様でした。
現在の居住地ではなく、必ず出身地を言うのですから、やはり個人を特定するための重要な情報と意識されているのだと思います。

居住地は自分の意志で変えられますが、出身地は変えられませんからね。
まとめ
以上、サトシのフルネームと、アニポケ世界の名字についての考察でした。
サトシのフルネームは公式には明らかにされておらず、勇崎説、田尻説などがファンの間で囁かれている程度です。
個人的には、20年以上続くアニメシリーズで一度もサトシの名字が登場していないことから、サトシは名字を持っていない可能性が高いように思います。
名字自体はアニポケ世界にも存在しますが、もっぱら博士しか名字が明らかにされていないことから、名字を取得するには特定の職業に就くか、研究で功績を出すなど、特殊な条件をクリアする必要があるのだと思われます。
市政の一般人の多くは、名字を持っていないことから、名字の代わりに出身地などを個人を識別する情報として利用していると考えてよさそうです。

韓国では同じ名字の人が多いため、出身地が大事と聞いたことがありますが、それと同じような認識なのかもしれません。
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